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それは李連杰から始まった


主にアジア映画の感想日記。洋画・邦画もあり。(管理人・梨花)
by loveacinema
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力道山

3月12日、微修正あり。
リサイタルホールにて、プレミア試写会。
ゲスト:ソル・ギョングさん、琴欧州。

まさか、主役が来日されてるとは思いませんでした~!
映画では大きく見えるのですが、もうすっかり細くなられており、また花束のプレゼンターである琴欧州が巨大なので、よけいに小さく見えました。
一度に、二人の大物が見られて実にラッキーな試写会でした。

さて、力道山といえば「昭和の象徴」とも言えるスーパースターです。
最近では「Always~三丁目の夕日」でも、初めてのTVが来て、そこに映し出されるのは「力道山の試合」でしたもんね。
彼のリアルタイムの活躍を知らない私でも、どれほどのヒーローだったのか、感じ取ることができます。

実在の人物を映画にしているので、周囲への配慮があるのでしょう。
本人以外は、少しづつ名前や設定が変わっていたりします。
例えば、「柔道の井村選手」→実際は「木村選手」、息子二人は映画では存在しない、など。。
しかし、本人の粗暴で目立ちたがりな性格は本当なんでしょうね~。

力士時代に、ひどいイジメを受けていたあたりは、日本人として見ていて大変辛いです。
昔は、外国人であることで差別され、大関になれなかったんですね(いわゆる「本人の資質面」でたしかに問題あると思いますが。。)
50数年を経た今の角界とは、隔世の感があります。
特に、外国人力士として大人気を博している「琴欧州」とは対照的。。

時代を感じさせるといえば、ジャンプして足で相手の首をはさむ技が「飛びバサミ」ですよ(笑)もう英語を使っちゃいけない時代ではなかろうに。でも、わかりやすいわ。
今なら「フライングヘッドシザース」とか言うらしいですね。
試合のシーンは、本職のプロレスラーさんに見劣りしない見事なファイトだったと思います。よくあれだけ、体に覚えこませたものです。。
言うまでもなく、井村役の舟木さん、東浪役の故・橋本信也さんの重みのある技にはしびれました。
実は、うちのダンナが格闘技ファンですので、私もよくTVで試合を見ます。昔はデートでも連れられて行かれたな(笑)

ところで。。山本太郎ちゃんってば。。
役柄におけるチンピラ率、高すぎです。
ここのところ、チンピラじゃない太郎ちゃんを見たことがありません(笑)

ソル・ギョングさんの日本語は、大変なめらかで聞き取りにくいところはありません。
相当なご苦労だったことでしょう。でも、舞台挨拶はちょっとしか日本語を話さなかったので、ペラペラになったわけじゃないのね(笑)
しかし、日本語の意味をきちんと理解して覚えられたようで、感情のこもったセリフでした。

心にズシーンと来ました。忘れられない作品になると思います。
でも、もう1回見ろと言われたら、キツイ。。
それはつまらないのではなく、ものすごく真剣に見てしまうので、精根尽き果てるのですよ(^^;)
スクリーンを食い入るように、見つめてしまいました。こういう映画って珍しいわ。
一人でも多くの日本人が見てくれますように。
by loveacinema | 2006-03-03 09:00 | アジア映画
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