それは李連杰から始まった |
|
今までに見た、大和関連の映画というのは「戦艦大和」そのものが主人公だった。人物はおまけみたいなもんでね。
大和が沈没していく時に皆が敬礼したり、派手な泣け泣け音楽がドカーンと流れたり、イスカンダルへ旅立ったり。。(←最後はちと違う) そういう意味で、この映画は違った。 ちゃんと、乗組員たちの日常生活がメインで描かれていた。 むしろ、大和が水没していくシーンはわりとあっさりしていて、「ん?それくらいでいいんですか?」と思ったほど。 そうだよね。大和が沈んで、それで終わりじゃないもの。 どうやって、乗組員たちが助け出されたか、その後どうやって生きていたのか。。私はそっちの方が興味がある。 だから、この映画は「戦争映画」というより「人間映画」だなと。 とはいえ、戦闘シーンなんて、今まで見た邦画の中でダントツに迫力があったし、痛みも感じた。 再現した大和のセットもリアルで、スクリーンで実に見ごたえがあった。 なので、年齢を問わず幅広く支持されたんだろうと思います。 初日の昼間に行ったところ、ずっと満席で一番最後の回しか取れなかったくらいですから。 早々に「大ヒット御礼!」と貼りだされただけのことはある。 キャラクターでは、先輩格の兵士を演じている反町さん、中村獅童さんの圧倒的な存在感が良かったですわ~。 反町さんは、こういう一本筋が通った兵士役が似合うねえ。今後は、ぜひ役者一筋で。間違っても、もう歌ったりしないでください。 獅童さんといえば、少し前にドラマで日本兵の生き残り・小野田少尉を演じていましたが、またまた兵士役ですね。前は陸軍、今回は海軍。次は空軍ですかね? なんというか、この人は顔の造作が古いというか、現代的ではないので、この時代にハマるのねえ。 現代のシーンでは、仲代達也さん、鈴木京香さんのしっかりした演技が涙を誘われ、戦時中のシーンでは、蒼井優ちゃん演じる、素朴で可愛い田舎の女の子が印象的。 彼女と、志願して出征した幼馴染の少年との、手も握らない純な恋が初々しくて、せつなくて。。もう、泣き所いっぱいですわ~。 なので、女性にもお勧めですよ。 ぜひ「戦争ものなんて、オヤジが見るもの!」なんて、偏見を持たずに見に行ってください。 私のように、目からウロコかもですよ。 梅田ブルクにて鑑賞。 2005年・日本
by loveacinema
| 2005-12-22 02:08
| 邦画
|
カテゴリ
以前の記事
2006年 12月 2006年 06月 2006年 05月 2006年 04月 2006年 03月 2006年 02月 2006年 01月 2005年 12月 2005年 11月 2005年 10月 2005年 09月 2005年 08月 2005年 07月 2005年 06月 2005年 05月 2005年 04月 2005年 03月 2005年 02月 2005年 01月 2004年 10月 このblogの玄関
フォロー中のブログ
ライフログ
メインサイト掲載書籍
検索
その他のジャンル
ファン
記事ランキング
ブログジャンル
画像一覧
|
ファン申請 |
||