それは李連杰から始まった |
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久々に香港映画らしい香港映画を見ました。
今どき、あんな暴力デカっているのでしょうか? 犯人じゃなく目撃者なのに勝手に家宅捜索を始め、偽証の強要、暴力行為。。まったくむちゃくちゃしよりますね。 そもそも、チャン刑事(サイモン・ヤム)の部下の3人というのが、まったく知らない役者さんたちで。。 この時点でこの3人の運命は見えてました。 ドニー・イェンは、赴任早々おいしいところを持っていきますが、アクション指導なので当然でしょう。 もう一人の主役は、サモパパなのですが。。パパったら、前にもまして恰幅がよくなり、もはやヒーローを演じられる体型ではなく。。 でも、マフィアらしく、葉巻を吸う姿も実に堂々としてお似合い。 役者は私の好きな男ばかりなのに、どうも真ん中あたりが間延びしていて、ついうとうとと。。 だから、長男・洪天明(ティミー)が出ていたことにエンドロールで気づき 「ティ、ティミーがいたのね!しまった~!」と後悔しきり。(たぶん寝てた間に) くーっ、サモパパ出るところに息子あり、なのに忘れていた私。 そして、お決まりのように部下3人は惨殺されてしまい、ドニーさんは寸でのところで間に合わず(これもお約束) 復讐を誓うのであった。。そう、この「復讐」こそが、香港アクションの基本だからね! マフィアの殺し屋で、ナイフをぶんぶん振り回して強烈な印象を残した「呉京」くん。 大陸のドラマによく出ていた頃はかわいかった、うっきょんくんですが、いつの間にやら不敵な笑みを浮かべる殺し屋に。。でも、童顔はそのままですね。 ラストのドニー&パパの対決シーンは、一番の見所なわけですが、ここまでが長いからなあ。。 さすがに、パパは今も足はよく上がるものの小回りがきかなくなったのか、寝技とか多かったですよね。なんか柔道みたいだったわ。 まあ、あとはお楽しみってことで。。 でも、一言言っていいか。ドニーさん。 祝杯上げる前に、チャン刑事を早く下ろしてやって! 注)もともと私の活動を知ってる方はよくご存知の話ですが、このブログしか見てない方のために解説。 私が、サモハンを「パパ」と呼ぶのは、彼の次男、Jimmyこと「洪天祥」くんに一時惚れこんでいたため。 たとえ、名カンフースターであっても、私には愛する男のパパにすぎない。 #
by loveacinema
| 2006-03-13 22:06
| 香港アクション
「格闘技で泣いたことがありますか」だあ~?
つまらんTVスポット作るなと、文句を言いたいですね。まったく。。 いったい、いつから映画のTVスポットは 「泣けましたあ~!」「まさか泣くなんて。。」「涙が止まらない!」のオンパレードになったんでしょうね。 日本は「泣ける部分」を探すのが上手ですから、「県庁の星」も「ケロロ軍曹」もきっと泣けることでしょう。 たしかに、ラストの戦いは素晴らしいです。胸を打ちます。 でも、「泣ける」という薄っぺらい作戦で、呼び込もうとする映画会社の狙いがイヤだな。。 それでなくても、ジェイの主題歌を無理やり「キャンペーンソング」などにして、実際のエンドロールではわけのわからん日本のバンドが主題歌を歌うとか。。 李連杰を尊敬し、あの映画の世界をきちんと把握して、精魂こめて作った「霍元甲」。 この歌以外に、あの映画に似合う主題歌は無いですよ。。 なので、いつもはエンドロールが終わるまで席を立たない私ですが、日本公開版に関してはエンドロールが流れた瞬間に帰ります。 台湾で見てきた「霍元甲」ですが、来週には感想をアップします。 思い入れが深くて、なかなか簡単には書けないですよ。 くれぐれも、「SPIRIT」ではなく「霍元甲」の感想ですから。 #
by loveacinema
| 2006-03-11 19:37
| アジア映画
長いタイトルやなあ。とにかく「北斗の拳」ですよ。
昔は漫画も好きで、よく読んでました。「漢」(おとこと読む)の世界に、か弱い女はしびれますからね(誰がか弱いねん)。 阿部寛さんのケンシロウの声は、ハマってましたねえ。 ずっと吹き替えしてきた神谷明さんと、声質が似てるのかまったく違和感がなかったですよ。 でも、宇梶さんは。。あの巨体の絵に比べて、声が軽~いの。 ラオウはもっと、どっしりした声の人じゃないと。 巨体といえば、ケンシロウでも190cmはあるかと思いますが、比較するとラオウは2m50~70cmはあるはず。 その巨人を乗せてるデカイ馬「黒王」は、いったい何トンあるのでしょうか。。人間をひづめで踏み潰してるから、相当なもんだと思います。 この漫画って、豪快なセリフのオンパレードで 強制的に連れてきて、酷使労働させている飢えた子供たちに向かって 「お前らが飢えても、皇帝サウザー様は飢えん!」。。な、何様ですか~! あと忘れたけど、見ていてあっけに取られることが多くて面白かったですわ。 それにしても、すぐ死んじゃう雑魚キャラたちって、どうしてあんなアホンダラな笑い方するんでしょうか? 「ウーヒャッヒャッ!」「グヘグヘグヘ!」「アヒャアヒャ~!」みたいな。 とにかく、この漫画に登場する男って両極端で、「極悪非道」か、「男も惚れる"漢"」のどっちか。まあ、なんてわかりやすい。 リサイタルホールの試写会で見ましたが、年齢層高かったです。 小さい頃から見ていて大人になった、20~40代男性がほとんどで子供はあまり見かけませんでした。 チラシを見ると、すでに5作目まで製作が決定している様子。まあ、気が向いたら次も見ます。 #
by loveacinema
| 2006-03-09 22:38
| アニメ
んま~、全然美しくなくて「こ汚いクォン・サンウ」でしたけども。。
ファンは、こんな彼を見て嬉しいのでしょうか? 冒頭からいきなり、道路を逆走するわ、車のボンネットを飛び越えて走るわで、迷惑極まりない刑事ですね。 こんなのは早く懲戒免職にしないと、ソウル周辺は大事故だらけです。 弟が殺されるのを阻止できなかったのだって、アンタがロトなんかやってモタモタ遊んでたからやろが。 しかも、どうせ負けたんでしょ?ええ? しかし、韓国ってのは出馬の条件がゆるいんですね。 出所してすぐ、選挙に出られるなんて。しかも通っちゃうなんて。 これなら、そのま○ま東さんも、当選しますね。きっとね。 面白いと思わなかった理由の一つに、登場人物の名前がややこしくて理解できないのがありますね。 ヨンチョルとかヨンシクとか。そんなに、ヨンヨン言わなくても。こんなところにも、ヨン様効果が。。(違う、違う) だから、出てくるたびに 「え~、こいつは組織の奴で。。」「いや、こいつは敵対してた奴だっけ?」 と、脳内で整理するのが大変でしたわ。 もう一つは、脳内整理に疲れて空白の時間があったからですね。まあ、これは自分のせいですが。 目覚めたら、オ検事も、サンウも留置所に入ってました。 ラストは、オ検事がその優秀な頭脳を使って、自分を罠にかけた奴を、巧みに罠にかけるのかと思いきや。。あら~、何のひねりもなく、それで終わりですか!? 目には目を、歯には歯を、か。。結局、あなたもサンウと一緒や~ん。 ということで、「ファイティ~ン」と言われても、全編見返す気にもならないです。ミアネヨ~。 #
by loveacinema
| 2006-03-06 23:29
| アジア映画
3月12日、微修正あり。
リサイタルホールにて、プレミア試写会。 ゲスト:ソル・ギョングさん、琴欧州。 まさか、主役が来日されてるとは思いませんでした~! 映画では大きく見えるのですが、もうすっかり細くなられており、また花束のプレゼンターである琴欧州が巨大なので、よけいに小さく見えました。 一度に、二人の大物が見られて実にラッキーな試写会でした。 さて、力道山といえば「昭和の象徴」とも言えるスーパースターです。 最近では「Always~三丁目の夕日」でも、初めてのTVが来て、そこに映し出されるのは「力道山の試合」でしたもんね。 彼のリアルタイムの活躍を知らない私でも、どれほどのヒーローだったのか、感じ取ることができます。 実在の人物を映画にしているので、周囲への配慮があるのでしょう。 本人以外は、少しづつ名前や設定が変わっていたりします。 例えば、「柔道の井村選手」→実際は「木村選手」、息子二人は映画では存在しない、など。。 しかし、本人の粗暴で目立ちたがりな性格は本当なんでしょうね~。 力士時代に、ひどいイジメを受けていたあたりは、日本人として見ていて大変辛いです。 昔は、外国人であることで差別され、大関になれなかったんですね(いわゆる「本人の資質面」でたしかに問題あると思いますが。。) 50数年を経た今の角界とは、隔世の感があります。 特に、外国人力士として大人気を博している「琴欧州」とは対照的。。 時代を感じさせるといえば、ジャンプして足で相手の首をはさむ技が「飛びバサミ」ですよ(笑)もう英語を使っちゃいけない時代ではなかろうに。でも、わかりやすいわ。 今なら「フライングヘッドシザース」とか言うらしいですね。 試合のシーンは、本職のプロレスラーさんに見劣りしない見事なファイトだったと思います。よくあれだけ、体に覚えこませたものです。。 言うまでもなく、井村役の舟木さん、東浪役の故・橋本信也さんの重みのある技にはしびれました。 実は、うちのダンナが格闘技ファンですので、私もよくTVで試合を見ます。昔はデートでも連れられて行かれたな(笑) ところで。。山本太郎ちゃんってば。。 役柄におけるチンピラ率、高すぎです。 ここのところ、チンピラじゃない太郎ちゃんを見たことがありません(笑) ソル・ギョングさんの日本語は、大変なめらかで聞き取りにくいところはありません。 相当なご苦労だったことでしょう。でも、舞台挨拶はちょっとしか日本語を話さなかったので、ペラペラになったわけじゃないのね(笑) しかし、日本語の意味をきちんと理解して覚えられたようで、感情のこもったセリフでした。 心にズシーンと来ました。忘れられない作品になると思います。 でも、もう1回見ろと言われたら、キツイ。。 それはつまらないのではなく、ものすごく真剣に見てしまうので、精根尽き果てるのですよ(^^;) スクリーンを食い入るように、見つめてしまいました。こういう映画って珍しいわ。 一人でも多くの日本人が見てくれますように。 #
by loveacinema
| 2006-03-03 09:00
| アジア映画
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