それは李連杰から始まった


主にアジア映画の感想日記。洋画・邦画もあり。(管理人・梨花)
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SAYURI

梅田ピカデリーにて鑑賞。
チケ代:金券ショップで、松竹全日券を1200円×2=2400円で購入。前売り買うより200円お得。

これを「日本のお話」だと真面目に見る日本人は少ないですよね?
「昔、あるところに日本みたいな国があって、芸者みたいなダンサーたちがいました」
という、おとぎ話感覚で見れば、けっこう楽しめると思います。

大後寿々花ちゃん演じる、千代の少女時代が意外にも長かったです。
たとえば「覇王別姫」の少年時代の修行部分ほどに。物語の1/4くらいを占める重要なパートです。
初桃(コン・リー)から受けるイジメや、辛い修行部分では思わず目頭が熱くなり。。寿々花ちゃんが、けなげで可愛らしいのよ~。この子は、きっといい女優さんになりますね。
「おしん」も、そうでしたが、子供が辛いことに耐えて懸命に生きる、ってのに日本人は弱いよね。

さて、成長した千代(チャン・ツィイー)は、置屋のおかあさん(桃井かおり)から「さゆり」という名前をいただきます。
とにかく、桃井さんの存在感には、圧倒されます!英語しゃべっても、やっぱりあのけだる~いしゃべり方なんやね(笑)ものすご、印象に残るわ~。
コン・リーが、チャン・ツィイーをイジめる図というのは、実にリアルというか(^^;)。で、豆葉(ミシェル・ヨー)が、面倒見のいい姐さんというのも、雰囲気にぴったり。
工藤夕貴は、さすがに英語セリフはお手の物で、安心して聞いていられる。

セリフは、全編英語とはいえ、「おかあさん、お姐さん」「ありがとう」「こんばんは」「置屋(おきや)」「着物」など、簡単な挨拶や、英語に置き換えられない独特の言葉はそのまま日本語で。
だから「さゆり」「初桃(はつもも)」など、芸者の名前もそのまま。
なのに、工藤夕貴の「おカボ」だけは「Pumpkin」と呼ばれていました。(カボチャの"カボ"だったのね)
あと「京都」という言葉は出てこず、「都(みやこ)」と言っておりました。でも「大阪(おおさか)」は何度も連呼してたなー。
それから「旦那(だんな)」という言葉を「パトロン」などに変えず、そのまま使っていたのが粋でした。

「さゆり」役が、日本人ではなかった理由について、先日監督がインタビューに答えているのを見ました。「特に踊りのできることを重視したら、ツィイーになった」とのことで。
たしかに、舞台で踊るシーンでの体の柔軟さは、舞踊の基礎がある彼女ならでは。
あくまで「日本舞踊」ではなく、「オリエンタルダンス」ですがね。

ちょっと、細かいツッコミを入れるとすれば
いくら日本みたいな国とはいえ、わざわざ相撲を見せる場所を作っているのだから、せめて「満員御礼」という札くらい、ケチらないでちゃんと書いてほしかったですね。。
「礼」の字が「禮」という中国語(繁体字)になってますし。その上、素人が書いたのが丸わかりのヘッタくそな字で。。私の方がもっと上手い筆使いしますぜ(笑)
それから、やっぱり着物を着慣れていないツィイーは、ときどき大股で歩いちゃって、太ももがぺろ~んとあらわになっておりました。「やまとなでしこ」なら、裾は押さえて歩きましょう。。

そこらへんを差し引いても、日本の伝統芸能への敬愛を感じました。
「芸者は、芸を売るのが仕事であり、動く芸術品」と何度も訴え、「体を売る女とは違う」と、外国人の誤解を解く。
日本文化を全世界にわかりやすく紹介するプロモーションビデオのようなもの、と気軽な気持ちで見てください。

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by loveacinema | 2005-12-11 16:03 | 洋画
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